備前市吉永町をバイクで走行していると、途中で首塚というスポットの看板があったので立ち寄ってみました。
詳細はまず現地の看板をどうぞ。
南北朝時代に馬転山城が新田義貞に攻められて落城しました。
そして近くを流れる金剛川の河原にて首実検を行いました。(※首実検は戦場で討ち取った相手の首を確認する儀式)
首塚様はその時の首を埋葬した場所と伝えられており、供養塔のような建造物が整備されています。
備前観光協会の公式サイトによると、近くの河原で拾ってきた石に願い事や名前、住所を書いてお供えするとご利益があるそうです。
首塚様から徒歩すぐの場所に川へ下りられる場所はありますが、護岸工事がされていて河原へ下りるにはやや強めの傾斜を下る事になります。
こちらが首塚です。
綺麗に整備されており、新鮮な花が供えられています。
右下の辺りに石が積んであるのは先に紹介したご利益を求めての物でしょう。
反対側には地蔵があります。
真ん中と右側のお地蔵さまは首だけです。
このお地蔵様の謂れなどについては現地にはありません。
しかし特に右側の物が見て判る通り首だけで安定するように作られています。恐らく首塚の経緯から作られた物なのでしょう。