私は出かける際に2か所だけ目的地を決めるようにしています。
下世話な話ですが、わざわざガソリン代を払って出かけてサイトやブログに使用できる素材を何も手に入れずに帰るのは良くありません。
事前に2か所だけチェックして、そこは必ず回る。そして後は自由に現地で面白い物を探す…という自分ルールです。
川上町に訪れた際もそうでした。
自分に課したノルマはショッピングセンターのペルソナ、そして金毘羅宮でした。
で、現地に着いたらこれでした。
うはー、崖の上じゃねぇか!
…と言っても、きちんと道はついています。
金刀比羅宮と言えば長ーい石段がある事で有名です。恐らくそれを模す目的で山の上にお宮を構えたのでしょう。
自分ルールは守らなければなりません。
参道入り口。
ちょっと整備された登山道にしか見えません(笑)
余り参拝者は多くないようでところどころ枯れ葉が積もっています。
きちんと舗装された道とは言えど、さすがに滑ります。訪問を考えている方はグリップのよく利くスニーカーなど、きちんとした装備で来ないと危ないと思います。特に帰りの下りはなかなかです。
参道の話題はすっ飛ばして、崖の道を登りきるとこのようなお宮があります。
しめ縄、紙垂も傷みが目立ちますが、周辺に草が無かったり、お宮には枯れ葉が余り落ちていないことなどが管理されている証拠でしょう。
ただし手水は倒れていました。
とはいえなかなか立派でお金がかかっている物である事が分かります。
ここまで運んでくる労力も決して小さなものではありません。
金刀比羅宮のご利益と言えばまず先に海の関連で航行の安全や豊漁祈願が思い浮かびますが、それ以外にも五穀豊穣や商売繁盛、病気平癒などがあります。また倉敷市の瑜伽山との両参りが盛んだった時代もありました。
もしかすると川上町から四国は遠すぎるので、ここに金毘羅宮を勧請する事で川上町と瑜伽山の往復で両参りのご利益を得ようとした…という物なのかもしれません。
これは参道の途中から。
ご覧の通りの場所にある道なので、川上町の市街地が一望できます。
ご褒美だなー。