先日、久しぶりに岡山市南区の興除地域を散策していました。
このブログを定期的にご覧いただいている人なら、私といえば出身地でもある玉野市というイメージがあるかと思います。しかし一番長く過ごした場所はこの興除~藤田にかけての一帯です。


初めて来た時は海の見えないこの風景に、あまり好きになれそうにないと思ったものです。
それが長く過ごすうちに、人の人懐っこさや夕日の綺麗さなどなど、ありとあらゆる事が大好きになっていきました。

今は離れてしまいましたが、もちろん今でも大好きな場所です。
やや年齢層が上の人とのお付き合いが多かったので、こうして散策していて懐かしい顔に出会うことはありませんが、いろいろなことを思い出します。

なんて具合で干渉に浸っていたところ…。


うぉ、リッチだ!!

懐かしい…!
リッチはかつて藤田にあったカラオケのお店です。
今でもケーズデンキの近くに建物が貸事務所として残されています。

まだカラオケブームの初期の頃で、中古のコンテナを改良して個室を作っていた「カラオケボックス」と呼ばれていた時代に存在していました。
ストリートビューを見てもらえば分かる通り、コンテナではなく防音対策を施した建物からなる店でした。内装なんかもわりと豪華で、まさに名前の通りでリッチな雰囲気のお店でした。

ただしやや割高な価格設定だった事や、カラオケブーム自体も落ち着いてきていつの間にか閉店していました。
ストリートビューで確認すると貸事務所に転用された跡の2010年時点で外壁にリッチ時代のロゴなどが残っています。

単に外壁の塗替えをサボっていただけという可能性もありますが、閉店は2000年代の内でしょうか。
その看板が何らかの理由でここに移設されたようです。

ちなみにネット上でリッチの閉店時期がわかるかと検索していたところ、どうやらリッチはチェーン店で複数の店舗があったらしいことが分かりました。…といっても存在が確認できるのはリッチ中庄店のみ。こちらは2010年頃の口コミが残されているので、その辺りまで存在したのでしょう。
ということは、リッチが完全になくなったのは意外と最近のことだったのですね。

 

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