玉野市教委 小中再編計画で修正案 小学校の統合1年延期(https://www.sanyonews.jp/article/1654336)
玉野市教委は18日、市立小中学校を再編する「学校適正規模・適正配置計画」の修正案を示した。今秋開いた地域説明会での意見を踏まえ、小学校の徒歩通学距離を原則2キロ以内に短縮。小学校の統合を1年延期し2028~30年度としたほか、荘内中と八浜中の統合時期は29年度から33年度に変更した。
大揉めに揉めている玉野市の小中学校再編案、話がまとまりきらないと判断されたのか一年延期になりました。
尚、荘内中学校と八浜中学校の合併は生徒数がまだ多い事から4年の延期となりましたが、これは八浜で反対運動が活発な事を受けての対応と見て間違いないでしょう。
それとスクールバスを使う基準が、小学生で3キロ以上離れている場合とされていましたが、緩和されて2キロ以上になりました。
前回の別の記事でスクールバスの問題を取り上げましたが、これにより更に運転手問題は難しくなるかもしれませんね。
与えられた猶予は一年…と、嘆く事はありません。
今回の再編案に反対する立場の人は、これで民意に問う機会が与えられました。
令和7年、玉野市では市長選があります。現時点で柴田市長は出馬に関してコメントを出していませんが、公約の達成状況からしても二期目を目指す可能性は高いと思います。
そしてその柴田市長は今回の再編案について市議会の定例議会で肯定的な意見を述べています。議会での発言なのでもう引っ込められません。つまり、柴田市長を学校再編の推進派として、反対派の候補者を立てて選挙の争点を学校の再編案にしてしまえばいいのです。
これで反対派が通れば、これが民意として教育委員会も再編を再考せざるを得なくなる筈です。
…と、まるで反対派のような事は書きましたが、私は再編時期が性急すぎるという事以外については基本的には賛成派です。
最後に余談になりますが、私の経験談を書いて終わりにします。
私は引っ越しの兼ね合いで小学校を転々としています。その中の一つに、全校生徒で120人くらい、一クラスが20人前後という小さな学校がありました。
ここで私、結構派手にやられた経験があります。どうやら私がその前にいた小学校と言うのが、転校先の学校で悪い子が多い学校と思われていたそうで、転校生が来てなめられたらよくない、やられる前にやってしまおうと決めていたようです。
人数が多ければ、気に入らないやつとは付き合わないという事も出来ますが、一クラス20人くらいだと、本当に学年全体が敵になるような事もあります。私の場合はその後、主要人物とやり合う事で何とか状況を変える事が出来ましたが、それが出来ずに不登校や自殺を選んでしまうような子も世の中にはいます。
なので私は小さな学校はあるべきではないと思っています。
恐らくこの記事を読む人の多くは、再編案に関して快く思っていない人だと思います。その意見は尊重されるべきですし、そう思うからこそこのブログ記事を書いているわけですが、賛成派の中にはそういう意見もあるんだなくらいに思って頂ければ幸いです。