日本でかつて26人のキリスト教徒が長崎県で処刑される事件が起こりました。
その被害者たちは聖人としてあがめられ、二十六聖人として知られています。
その中には岡山県出身の人物もいます。
ディエゴ喜斎という人物で、岡山市北区芳賀出身です。山陽道の通るエリアで、各地の文化に触れる事が多く、それを受け入れる土壌もあったと言われています。
この事が後にディエゴ喜斎がキリスト教徒になる事に繋がっていると考えられています。
こちらが実際の像です。所在地は岡山カトリック教会です。
2001年に作った聖堂の守護神をディエゴ喜斎とし、その名前を聖ディエゴ喜斎記念聖堂としました。
青年期に方向で大阪に出ており、奇しくも長崎まで連行される道中で里帰りを果たすことになりました。
聖人の中では最高齢の63歳です。
現地の案内板です。
列聖という言葉がありますが、これは聖人の地位を与えられたことを意味します。
随分と期間を経ていると思うかもしれませんが、聖人と認定する為にはその人物による奇跡が確認される必要があるそうです。
ディエゴ喜斎の場合は殉教者なので1度で良いそうですが、その調査には非常に長い期間を費やしており、早くても死亡から数十年後なのだとか。