1982年の観光便覧を入手しました。
その中には当時の国民宿舎、国民休暇村一覧の項目がありました。
せっかくの資料なので、当時の国民宿舎の現在の様子を調べて行ってみようと思います。
今回は9回目、みまさか荘です。
私の資料では前述の通りひらがな混じりの「みまさか荘」ですが、この後に漢字の「美作荘」に変更になったようです。
古臭い感じに解消されるのは珍しい気がしますね。
現在は廃業。廃業時期はよく分かりませんでしたが、インターネットアーカイブスに残される最後が2005年なので恐らくその頃が廃業時期でしょう。
ちなみに当時の公式サイトではひらがなの「みまさか荘」で表示されていました。
…あれ、改称したんじゃなかったのかい?表に出す名称としてはそのままだったのかもしれませんね。
では現在の様子を見て頂きましょう。
こちらです。
廃業後に建物は取り壊され、新たに特別養護老人ホーム「蛍流荘」が建設されました。
他の国民宿舎でも老人介護施設になっている例が見られます。景勝地など良い環境が選ばれて作られていた国民宿舎の後としては立地条件として良いのでしょうね。
公式サイトを見る限りお風呂は温泉ではないようですが、温泉のお湯を用いた足湯は整備されているそうです。羨ましい…!!
さていつもなら次回は…となりますが、実は私の資料に掲載されている国民宿舎の項目は今回で終了です。
ただもう一つ紹介しておきたい施設があるので、それで国民宿舎の最終回にしようと思います。お楽しみに。