1982年の観光便覧を入手しました。
その中には当時の国民宿舎、国民休暇村一覧の項目がありました。
せっかくの資料なので、当時の国民宿舎の現在の様子を調べて行ってみようと思います。

今回は5回目。
真庭市の桃李荘です。
旧湯原町が湯原温泉街の一角に整備した施設で、後に合併で真庭市になった後も数年ほど継続して閉鎖されました。
美作三湯でも人気の温泉地ですが、昨今は往時のような勢いはなく、ホテルの廃業が続いています。他に施設がないわけではないので、公営で続けていく意義が無くなったのでしょうか。

では現在の様子を見てみましょう。

ゆばら湯っ足り広場という足湯やオートキャンプを楽しめる公園に整備されています。
ちなみに足湯は無料です。

足湯を設置する事で元々の温泉施設の資源を上手く活用していますね。
観光客向けの駐車場もあり、位置的にも温泉街の入り口になるので、ちょうどいい感じな気がします。
個人的には岡山県の国民宿舎跡の活用例としては最も好きな形です。

次回は「津黒高原荘」を紹介します。現役の施設なので今回のコンセプトから少し外れますが、詳細はその時に書きます。




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