児島唐琴町でのこぎり屋根の工場を見てきたよ!


倉敷市児島唐琴町を散策していました。
国道430号で玉野から児島に向かう一番手前のあたりの地区です。

海辺に広がる地区で、山裾に住宅や会社が立ち並んでいます。
なので住民や勤めているという人以外は余り通らない場所だと思いますが、意外とレトロな建物があって面白い場所です。

上手くフレームイン出来ていませんが、こういう感じの昔ながらの工場の建物が残っています。l
使用されていないものもありますが、現役で使用されているところも多いようです。

そしてこれです。

見事なのこぎり屋根工場です!
のこぎり屋根の工場は県内でもまだ多く見られますが、ここまでの規模は少ないでしょう。

のこぎり屋根は採光の為に作られた形状です。
主に屋根の北側に大きな採光用の窓が作られ、工場の隅々まで照らすために窓のある高い屋根から屋根が低くなり、更に高い屋根が続く…という繰り返しで採光部を多めに確保する事を目的としています。

近くで見るとこのような感じです。
繊維工場で多く採用されており、繊維の街として知られる児島ではこの他にも多くのこぎり屋根の建物が見られます。

繊維業がのこぎり屋根を好んだのは、光を安定して取り込めるので、業務上で必要になる細かい糸や色の確認がしやすくなるという大きなメリットがあったからだそうです。
前述の通り採光部の窓が北側にあるのが多いのも繊維業で採用されていた為で、そうすることで直射日光を防げるので大事な繊維の色あせを避けられるという趣旨なのだとか。
写真の建物も採光部は北側にあります。

このように一本中に入ってみると、なかなか面白い地区です。
観光地ではないので駐車スペースの確保などの問題もありますが、ぜひ散策してみて下さい。

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