王子が岳山頂付近の立ち入り禁止 玉野市、イノシシ捕獲のため(https://www.sanyonews.jp/article/1169272?rct=area_tamano)
2021年8月27日、玉野市は倉敷市にまたがる王子の山頂付近を8月30日~9月12日まで封鎖すると発表しました。
イノシシを捕獲するためで、玉野市側の駐車場に繋がる車道、遊歩道が封鎖される。
岡山県に緊急事態宣言が発令されたので、王子が岳で飲食店運営していベルクも休業に入ります。
そのタイミングを利用して…ということなのでしょう。
封鎖されるのはレストハウスの方からパークハウスや駐車場へ向かう車道の一部です。
関連リンク:王子が岳を封鎖します(玉野市公式サイト)
倉敷市側の道は対象外ですが、王子が岳は二市に絡み合うように跨っており、山頂へ向かう途中で玉野市の封鎖区間に入るので頂上付近はどちらから行っても立入禁止になります。
個人的には倉敷市と共同で実施することはできなかったのかと思いますが…。
王子が岳のイノシシについては、このブログでも過去に紹介させて頂いた事があります。
関連リンク:【衝撃】人に近付いてくるイノシシ
野良猫にあげている餌の余りを食べている内に人に懐くようになり、一部でイノシシに餌をあげる人が出てきました。
その為に夕方になると餌をもらう目的で駐車場や遊歩道付近にイノシシが出没するようになりました。
車道の方でも深刻で、夕日などを撮る目的で日暮れ前後に走行していると道でイノシシと遭遇する事はもはや珍しくない状況です。
やり過ごしていれば勝手に逃げていく歩道と違い、車では回避の為の停車や加速のタイミングを間違えれば重大な事故に繋がりかねません。
もちろん彼らが王子が岳の中にとどまることはなく、周辺地区の民家周辺でもイノシシの出没は問題になっています。
SNSでは一部の動物愛好家の方からの反発の声もあります。
しかしイノシシを飼育している人はたまに見かけますが、引き取り手を見つけるのは難しいでしょう…。
イノシシは刺激しなければ臆病で人に攻撃的な生き物ではありません。
実際に駐車場で人に寄ってくるイノシシを見て「可愛い」と思った人もいるでしょう。
しかしすべての人がイノシシを前に冷静に対処できるわけではありませんし、恐怖から不意に刺激してしまう事も考えられます。
そうなると生身の人間では対処できないほど強力な身体能力があります。
うまく共存できるような方法があれば良いのですが…。
例えばイノシシファームのような隔離施設の提案もあるでしょうが、それを市営で運営するとなると税金などで市民の理解を得られるとは到底思えません。
現時点ではこの対応で仕方がないのではないでしょう。