廃墟検索地図とは?
ご存じの方も多いと思いますが、日本各地の廃墟情報を集めた「廃墟検索地図」というサイトがあります。
恐らくスタートは廃墟探訪を趣味とする人たちのデータベースのようなサイトを目指していたのだと思いますが、長年の情報収集や提供の蓄積で廃墟以外の様々な情報が詰まっています。
例えば廃道、廃橋などの社会インフラ、更には鉱山などの産業の歴史に関する話題もあります。
なので私もサイトの事で調べごとをする際に参考にさせていただいた事もあります。
今回はそういう役に立つ面ではなく、「こんなのまで載せてるの!」と、ちょっと笑い話にできそうな情報を3つ紹介していこうと思います。
中畦の倒壊した空き家
空き家という表現になっていますが、大きさや立地を考えると周辺の田んぼの所有者の倉庫でしょう。
建物が真っ直ぐに倒壊していて、屋根だけがきれいに残っています。
確かにこのシチュエーションは見事だと思いますが、凄く珍しいものでも有りません。
前述の通りそんなに大規模な建物ではない事を考えると、よく廃墟検索地図のような大手のサイトが掲載したなと感じます。
玉野トンネル付近の国道430号線旧道
続いては玉野市の国道430号の旧道…といっても自動車の通行は出来ないのでほぼ廃道と言っていいでしょう。
玉野商工高校へ続く玉野トンネル工事に学生が通学するための歩道工事をした際に、一緒に道路手前に存在した急カーブの部分を直線道路に作り変えました。
なのでコーナー1つ分だけの旧道です。
こんなのでも掲載するって…、凄いなぁと思ったものです。
地元なのでよく通りますが、そういう目で見たことが有りませんでした。
岡山市南区福浜町の白い洋館
最後はこちらです。
岡山市の福浜中学校の裏手にあった白い洋館で、現在は撤去されて月極の駐車場になっています。
これは私が知っている中で最も不思議な建物です。
別に心霊スポット的な噂になっていたわけでも有りませんし、建物の作りを見る限り別に古い建物でも有りません。正面左側の窓の奥に障子が見えるので、住んでいたのは日本人ではないでしょうか。
ドアのデザインは1980年代の後半くらいのようにも見えます。
お店だった形跡も有りませんし、他の掲載されている物件と比べてあまりにも普通です。
解説も2014年時点で管理されているらしいこと、空き家になって15年程度であることが触れられているだけです。
掲載の基準がどのようなものなのかは知りませんが、このページだけ異質な感じがしていました。
白い洋館とやらはどう見ても比較的綺麗な普通の住宅ですね
サイト公開が原因で空巣が侵入したりして解体する事になったかもしれませんね
その恐れはありますね。
WEB2.0以降、利用者による不確定な情報が大手サイトに掲載され易くなってしまったように思います。情報の流入量が多いと対応も大変でしょうが、サイト管理者のきちんとした対応が必要そうです。