【建部】福渡の線路沿いに残る「昭和の断片」|アイスケースとギター教室の看板

線路脇に佇む、時を止めたショーケース|福渡の商店歩き
津山線がすぐそばを走る、建部町福渡の道沿い。
そこには、かつて「街のインフラ」として機能していた商店の、愛おしい名残が宝石のように散らばっていました。
開封厳禁?アイス選びの勝負
店先に置かれた「ロッテ」のアイスクリーム用什器。
今でこそコンビニの店内に整然と並んでいますが、昔はこうして外に鎮座していたものです。冷気を逃さぬよう、ふたを開けるのは最小限というのが暗黙のルールでした。
どれにするか、ふたを開ける前に決断を迫られたあの独特の緊張感…。懐かしいですね。下の方に隠れているアイスをまさぐる猶予なんてなかったのです。
看板に踊る「フィルム現像」の文字と共に、デジカメもスマホもなかった時代の、少しだけ不便で、だからこそ一つひとつが特別だった生活の質感を思い出させてくれます。
インターネットがなかった頃、いったい家で何をしていたんだろう?なんてことを話している人もいましたが、全然、日常が楽しかったのです。
街を彩る「現役」の看板たち
逆光の中で誇らしげに掲げられた「中元クリーニング」のレトロ看板。そして、路上観察の定番ともいえる「新堀ギター」の看板。
特筆すべきは、これらの意匠が単なる過去の遺物ではないということです。
訪問時、このお店はまだクリーニングだけは続けているようでした。
新堀ギターの津山本院は拠点を移しながらも今なお「現役」の教育機関として活動を続けています。看板は古びても、その奥にある営みは脈々と続いている。その力強さに、どこか勇気づけられるような思いがします。
また次に訪問するのがいつになるか分かりませんが、お互いに現役で頑張っていたいものです。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。















