御津を散歩している時に、線路沿いに鳥居が見えたので立ち寄ってみました。
民家と病院の駐車場の間を通る細い道で、念の為に庭の手入れをしていた住民の方に通っても良い道かどうかを確認しました。
「あー、どうぞ」との事で遠慮なく。

暫く進むとこのような石の鳥居があります。
雑草も殆ど生えていなくて、良く管理された境内です。

境内の広さや鳥居の立派さなどからすると、意外なほどこじんまりとした社殿です。
拝殿、本殿の仕分けもなく社が一つだけです。

まだ緑の鮮やかな榊があるので、やはり定期的に清掃やお参りをしている方がおられるのでしょう。
祭神などに関する情報はありませんでした。

岡山県神社庁のサイトにも掲載は無し。
Googleのレビュー欄には近くにある七曲神社の末社であるという言い伝えが記されていました。

神社は津山線の真横にあります。
木に隠れていますが、本当にすぐそこの場所を気動車が通り抜けていくような場所です。

気動車が近づいていないのを確認して、ちょっと線路に寄ってみました。

これは…なかなかの迫力です。
実際は写真から伝わるより距離を取っているのですが、ビクビクしてしまいます。

ところでこの神社のそばには津山線に関連する史跡があります。

「死事工夫之墓」と書かれています。
津山線の工事で亡くなった方の為の慰霊碑のようで、写真の側には施工主の今村組の社名が、反対側には七名の方の名前が刻まれています。

津山線で金川駅~建部駅間を通る際に窓から見えると思いますので、その時はぜひ工事に尽力して亡くなった7名の方に感謝の気持ちを送りましょう。

神社としては小規模ですが、線路や慰霊碑など見所の多い場所でした。




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