先日、高梁市の成羽美術館を見学してきました。
建物が安藤忠雄さんによるもので、入る前からテンションが上がります。
内部は写真不可なのですが、作品と建物を交互に楽しむような最高の空間です。
美術品の他に化石類の展示も充実しているので、お子さん連れでも喜ばれそうです。
しかしこの美術館には…実は写真可のスペースがあります。
それがこちら。
トイレ!
このトイレは向井修二さんによるもので、2014年に行われたRESTART はじまりの場所―向井修二記号展という展覧会の際に作成された物が、そのまま残されています。
うわー、落ち着かない…(笑)
これ、見づらいかもしれませんが、鏡にまでペイントされています。
そしてトイレなのに!トイレなのに!!撮影可のサインが貼られています。
世の中で撮影可を前面に出したトイレって、そんなにない気がします。
天井や、実は蛍光灯も記号で埋め尽くされています。
蛍光灯はスタッフの方が作業しているのだろうか。
実にユニークですね。
記号のトイレになっているのは建物の二か所です。
建物1階部分にあるカフェのトイレと、建物の出口のすぐそばにあるトイレの2か所です。
なので実はトイレだけなら入場料を支払わなくても見学できます。
このトイレの場所が判らなくて美術館の学芸員と思われる方に場所を聞きました。
奇麗な女性の方でしたが、笑顔で「トイレ内は写真撮っても大丈夫ですよ!」との事。
トイレの話題とは思えない会話なのでした…。