岡山県の郷土料理
【栗おこわ】
岡山県の郷土料理と聞くと「ばら寿司」を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、秋の深まりとともに食卓を彩る「栗おこわ」も、忘れてはならない大切な伝統食です。
豊かな山々に囲まれた岡山県は、実は全国に誇る栗の産地。今回は、地元の人間こそ知っておきたい「岡山の栗おこわ」の背景を紐解きます。

- 美味しい栗おこわの決め手は、なんといっても栗そのものの質です。岡山県内には、贈答品としても重宝される名産地があります。
- 新見市の「哲西栗」:県北の寒暖差が育む、大粒で甘みが強い最高級ブランド。この栗を使ったおこわは、まさに秋の贅沢の極みです。
- 岡山市の「黒田栗園」:県南の岡山市北区御津エリアにあり、栗拾いスポットとしても有名。新鮮な栗を求めて多くの家族連れが訪れます。
手軽に岡山の栗おこわを楽しみたいなら、明治24年創業の老舗「三好野本店」の駅弁が外せません。
岡山駅の駅弁ラインナップには、季節限定(または定番)として栗おこわが登場することがあります。もちもちのおこわに、ゴロッと入った大きな栗。旅の供として、あるいは自宅でのちょっとした贅沢として、長年愛され続けている「岡山の味」です。
他の郷土料理に比べてメディアに取り上げられる機会は少ないかもしれません。しかし、家庭や地域で行事のたびに作られてきた栗おこわには、岡山の人々の暮らしと季節への感謝が詰まっています。
スーパーの催事や直売所、そして駅弁。秋に「栗」の文字を見かけたら、ぜひ岡山の豊かな山の恵みを、おこわで噛み締めてみてください。
