「これはいかがなものか」 岡山市がバス路線再編案を提示も、運行会社などからの合意得られず(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190819-00010014-ksbv-l33)
2019年8月19日に岡山市が市内を運行するバス会社に対して、路線の再編案を提示しました。
市が公共交通の在り方を考える協議会という会を催した場での事です。
バス会社が路線を維持する為に赤字路線の運行を続けている状況を鑑みて、他社と重複する路線の調整を提案したものです。
しかしこれにはバス会社からブーイングが出ました。
両備グループ
両備の代表である小嶋光信さんは、八晃運輸のめぐりんが西大寺方面の路線と重複する益野線で進出した事への意趣返しよろしく「供給過剰の地域に新規の事業社を入れておきながら、余っておりますよ、これはいかがなものかと」と痛烈な皮肉を返しました。
確かに岡山市の提案では後出しのめぐりんの為に、両備バスが再編を求められている形になります。
この議論はそもそもめぐりんの参入の是非のタイミングで話し合うべきことでしょう。
八晃運輸
めぐりんを運行する八晃運輸としても「例えば駅の乗り入れに関しても1歩に前に進まない、これお客様の利便性を考える1番の基本じゃないですか。まずそこのところを1歩ずつでも固めていただきたい」として、めぐりんの岡山駅構内のバスターミナルへの乗り入れの問題が先との返答です。
業者向けの話し合いなので仕方ないですが、乗客あってのバスです。
八晃運輸はまずそこから、再編についてはその後の話だというスタンスのようです。
各社の負担を減らし、バスの運行を安定的に行えるようにしたいという岡山市の考えはよく判ります。
ただ今回は岡山市が”今、問題になっている事“について読み誤ったのかな?という感じがしました。