循環バス「めぐりん」益野線の廃止案を岡山市が提示…運賃競争に歯止めを(https://news.yahoo.co.jp/articles/00a2888e3137da408fe77218081640e7b8a4929b)
岡山市が公共交通のあり方を考える協議会で、両備グループと八晃運輸が競合するバス路線について八晃運輸が運行する「めぐりん」を廃止する再編案などを示しました。
両備とめぐりんを運行する八晃運輸の対立で新展開です。
岡山市がめぐりんの益野線を廃止する再編案を提示したのです。
益野線、なぜ廃止の提案が?
この問題は八晃運輸の循環バス・めぐりんが両備バスの黒字路線である西大寺線と重複する益野線へ参入したことに端を発しています。
両備バスの主張は、路線バスの運行の根源に関するものです。
路線バスは運行している全ての路線が黒字というわけでは有りません。
生活に必要であるという公共性から、バス会社は黒字路線からの利益で赤字路線を存続させています。
両備の西大寺線はその黒字路線の一つでした。
しかし格安料金のめぐりんが参入することで、両備の黒字が削られると他の赤字路線の維持が難しくなります。
そこで両備バスはグループの両備、岡電合わせて31の赤字幅が大きい路線の廃止を決めました。
これは後に撤回されたものの、両備ホールディングスはめぐりんの参入認可の取り消しを求めて、国に訴訟を起こしています。
どうして廃止の方向性が出た?
では今回どうして廃止の方向性が話題に上がったのでしょう。
これは岡山市が進めてきた話です。
もちろん「タダ」で出てきたものでは有りません。
めぐりんが求めてきた岡山駅東口への乗り入れ、そして岡山駅~国立病院線への参入が同じ協議会の中で提示されています。
これが代償ですね。
これで岡山市内のバス事情は一旦落ち着くのでしょうか。
私の住む玉野市は前述の廃止案の中に含まれていた地域です。
個人的には八晃運輸を嫌うところはありませんが、両備がいい形で落ち着くのが一番かなと思っています。
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