情報源: 警備員不足…伝統の花火大会休止 岡山、来夏の桃太郎まつり 商工会議所方針

個人的に衝撃的なニュースが飛び込んできました。

岡山市の夏の桃太郎まつりの最大の見世物と言っても過言ではない、花火大会の休止の方針が打ち出されました。
2019年は休止の方向ですが、記事の内容によるとそれ以降も行わないというわけではなく、条件が合うような新しい開催場所が見つかれば再開の可能性もあるそうです。

なぜ休止?

理由その1:警備員
今回の休止について商工会議所が掲げたのが、まず警備員不足です。
記事によると550名ほどの警備員が必要なのに対し、確保しきれずにボランティアに不足分を補ってもらう状況だったそうです。
2018年の花火大会が中止になった理由にも、同年の豪雨災害の影響で警備員の確保が出来ない事が挙げられていました。

理由その2:開催場所
開催場所自体に対する問題も挙げられています。
市街地の中心部で行われるため、限られた地域に人が集中してしまいます。

これの何がいけないのか?というと、テロなどが発生した場合に被害が大きくなる危険性があるためです。
日本でもテロへの警戒が高まっている昨今、警備が足りないからボランティアで賄おうという事自体も決して良い対応とは言えません。
なので新しい開催場所を模索するという事になっています。
この事から考えると、新たな花火大会の場所の条件は市内のあちこちから見えて、人が分散しやすい場所という事になります。

各地で続く花火大会の休止

花火大会の休止自体は各地で起こっています。
県内でも昔と比べると花火大会は確実に減少傾向にあります。

理由としてはやはり予算が挙げられます。
花火大会は自治体からの補助金の他に地元企業などを中心とした寄付金が大きな資金になりますが、不景気の中で花火大会に寄付…ましてや大口の寄付は減ってきているそうです。
最近の花火大会で有料の席が目立ち始めたのも、予算の問題があるのでしょう。

そして場所の確保も挙げられます。
これはどちらかといえば都市部でしょうか?
神奈川県の夏の風物詩だった神奈川新聞花火大会もこれが理由です。
会場周辺の土地開発が進み、空き地などが減ったことから花火を見る場所が確保できなくなってしまったのです。
そして空き地などで見れなかった人が路上や、侵入してはいけない場所での観覧を始めたことから安全面の懸念から休止になりました。

さて、少し話が逸れましたが今後はどうなるのでしょう。
岡山市の花火の方向性は新しい場所の確保を目指すのと、こちらははっきりとは触られていませんが、別の形のイベントを検討していることを匂わせる「岡山のにぎわい創出に何が必要なのか考えていきたい」という発言もあります。
花火が休止になるのは残念ですが、それとは別の催しでより盛り上がるお祭りになる事を願いましょう。




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