TIサーキット英田とは
現在は岡山国際サーキットに改称していますが、元々はTIサーキット英田という名称でした。
現在も余り様子は変わりませんが、下の写真が当時のものです。
TIサーキット英田時代はF1が開催された事でも知られていますが、実は元々タナカインターナショナルという会社がF1開催を目指して作ったサーキットでした。
ちなみにTIという名称は親会社のTanaka Internationalの略です。
ゴルフ場を運営する会社で、サーキットにもそのシステムを持ち込み高額の会員制度が用いられていました。
しかし親会社自体の経営状況も悪化し、民事再生法を適用します。
その時にサーキットはユニマットグループに移り、名称も現在の岡山国際サーキットに変更されました。
ちなみにコースレコードはTIサーキット英田時代に出されたもので、音速の貴公子の愛称で親しまれたアイルトン・セナが出した記録です。
田中 肇社長
さてタナカインターナショナルの社長は田中 肇という人物です。
TIサーキット英田は彼がF1をしてみたいと思いついたところから始まったと言われています。
バブル景気の時代の勢いで、思いつきを実行に移した結果…本当に実現してしまうのですから、凄いですね。
エルメスの旅行バッグの【マレット・タナカ】は、この人が自分でデザインして発注したのが量産化された商品です。
男性の名前を冠したエルメスの商品は初めてだったのだとか。
ちなみに、現在は超豪華客船を運航するオーシャンシルクロードのCEOです。