【岡山市】空港と岡山駅に同じ桃太郎像…、その経緯を探る

先日、久しぶりに岡山空港を訪れた際に桃太郎像の写真を撮影してきました。
2021年から新たに設置されるようになった新顔です。


新顔といってもご覧の通り、年季が入った像です。
1960年に岡山青年会議所が創立10周年の記念として、当時の国鉄に寄贈したものです。
それから岡山駅構内に展示されますが、後述の事情により駅のコンコースに移動します。そして大掛かりな駅のリニューアルの際に撤去されてどこにも展示されることなく保管され続けていました。
岡山空港に移されたのはその有効活用の為でした。活用されていないことを知った青年会議所が駅に提案、像を返還してもらったうえで岡山空港に移すことになりました。


岡山駅の桃太郎像。
こちらは1971年に岡山西ロータリークラブが寄贈しました。
この像が来たために、先の桃太郎像が岡山駅構内からコンコース、そして現在の岡山空港へと移ることになったのです。

ところでこの像、写真を見比べても分かる通りデザインもサイズも全く同じように作られています。
なので岡山への旅行者は空港と駅でデジャヴのような体験をすることになるのですが、岡山西ロータリークラブが同じ像を市に寄贈した経緯は伝わっていないそうです。
最初の桃太郎像が設置されてからまだ11年の事ですから、例えば像が古くなったから新しいものをというには早すぎます。

何にせよ岡山を象徴する桃太郎が駅と空港という交通の要衝にそれぞれ設置されているのは、なんとも心強い事だと思います。

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