津山市の野加美神社:宇喜多氏の時代に縮小された歴史と奇跡の再興

先日、津山市沼にある弥生時代の住居跡などの遺跡群を見るために周辺を散策してきました。
その際にお参りしたのが住宅地の片隅に静かに鎮座する野加美神社です。現在ではこぢんまりとした神社ですが、かつては広大な社地を誇っていたと伝えられています。

住宅地から小高い丘のようになっている場所にあります。
余り頻繁に人がお参りしているような感じはありまません。

建物も傷みがチラホラ…と。


本殿は拝殿と一体化した簡易的なものです。
佇まいとしては左右対称ではないのが珍しいですね。地形に沿って作られたものでしょうか。
神社って意識してみると、様々な配置がきちんと左右対称になっています。


上を見上げると餅やら何やらと奉納をした記録が残されています。
こうしてみていると、厚い信仰を集めているであろう事が分かりますね。

さて、境内に神社の由緒について記した石碑があったので紹介します。
文字が読みづらい状態だったので、内容をまとめて紹介します。

元々は広大だったと伝えられる神社の歴史が大きく変わったのは、戦国武将の宇喜多氏がこの地を支配していた時代です。宇喜多氏による支配下で神社の土地は整理され、その規模は大幅に縮小されました。
それ以降、神社は地元の人々がお参りする程度の規模に落ち着いていったとされています。

その後、社殿の老朽化が進み、荒廃の一途をたどります。しかし、その運命を変える出来事が大正10年(1921年)に起こりました。地域の有力者の家族に病を患う者があり、野加美神社で祈願したところ、その病が治癒したのです。

この奇跡的な出来事をきっかけに、感謝した有力者からの寄進が集まり、荒れ果てていた社殿は再建されました。

こういった奇跡の伝承が伝わる神社は数あれど、それが大正時代という比較的近年の出来事であることは興味をひきますね。
実際に起きた出来事なのでしょうし、神の奇跡を信じる程度には奇跡的な出来事だったのだと思います。病気の回復が思うとおりに進まないという人はダメもとでお参りしてみてはどうでしょう。

尚、車で行く場合には駐車場に注意です。参道の手前に駐車スペースかどうか迷う空き地はあるのですが、これに関しては現地でも確認できておらず判断つきかねます。
そのスペースが不可となると、住宅地の中で車を置ける場所はほぼありません。なので安全策としては近隣で駐車場所を確保して歩いてお参りに行くのがいいでしょう。




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