1970年に岡山県が刊行した冊子を読んでいると、ちょうど蒜山大山スカイラインが開通間近という記事がありました。
その記事を読んでみると、意外な事実が明らかになりました。
なんと大山蒜山スカイラインの名称は公募によるものだったようなのです。
このように募集要件が挙げられています。
岡山県内で他にも鷲羽山スカイラインのような例があることからも判る通り、○○スカイラインと呼ばれる道路は全国各地で見られるものでした。主に見晴らしのいい観光道路につけられる名称です。
当時としてはナウい表現として応募があったのでしょうか。ちなみに前述の鷲羽山スカイラインの開通は同年です。子供の名前のランキングがありますが、それと同様に当時としては道路につけられる人気の名前だったのかもしれません。
完成間近の道路の様子です。
周囲に何もない道なので、今と比べて変わっているのかどうかもよく判りませんね。
それと「外来語」という表現がある辺り、時代を感じますね。
賞金は単独で採用された場合は3万円です。当時の金額を現在の貨幣価値に換算する場合、何を指標にするかで変わってきます。
時代や技術の進歩で当時と比べてグッと安く販売されるようになったものなどもあるので、一律に何円とは断言できません。ただ、ネット上で色々と見ていると概ね2.5倍もしくは4.6倍という意見が多いようです。
なのでざっくり10万円前後くらいでしょうか。わりといい金額ですね。
ちなみに1993年に無料開放されました。