1970年に岡山県が発行していた岡山県の情報誌「おかやま」に、興味深い内容のチラシがありました。
こちらです。
新会社誕生!とありますが、この時に誕生したのが「三菱自動車工業㈱」です。
もっと歴史のある会社なのかと思っていたら、この時までは三菱重工の自動車部門といった立ち位置だったのですね。
掲載されているのは1969年から販売されているミニカで、愛称はミニカ’70でした。
恐らく水島製作所で作られていたのでしょう。背景が和風なので、倉敷美観地区でしょうか。場所がどこなのかがパッと思い浮かびませんが…。
1970年6月1日分離とあります。
現在でも三菱重工は三菱自動車の株式を保有していますが、実はわずか1.44%です。
と言っても三菱商事が20%超の株式を持っています。
筆頭株主は日産自動で34.03%を保有していますが、今でも三菱グループが三菱自動車に大きな影響力を持っているわけですね。
その日産もニュースで経営不振が報じられています。
もしかすると再び三菱の筆頭株主が変わるのかもしれません。三菱が再び筆頭に返り咲くのか、それとも日産が手放さないのか、第三の会社が現れるのか…。興味深く見守っていこうと思います。