高梁市の紺屋川美観地区の辺りを散策していると、東医院という病院の看板がありました。
どうやら営業はしていないようですが、建物がそのまま残されています。
…うはー、超レトロじゃん!
私有地なので入れませんし、門に燦然と輝くセコムのステッカーもあります。
なのでちょっと離れて全景を外から。
窓も新しいサッシに変えるでもなく木造のまま残されています。
ネットで検索した限り、医院が営業していた頃の痕跡は見当たりません。2000年代まで営業していれば、何かしらの口コミサイトなどに掲載されていた頃の痕跡が見つかります。という事は東医院はネットの普及期以前に営業を終えていたのでしょう。
映画の撮影にでも使えそう。こんな渋い物件が注目されずに残されているのは素晴らしいですね。
余談ですが私の生まれ故郷である玉原にも同名の東医院がありました。個人病院で入院施設も備えていない、まさにこの東医院と同じ規模でした。しかし腕が良く、地域住民の信頼が厚く、近くに大きめの病院が出来ても患者離れが起きず逆に新しい病院の方が撤退してしまうほどでした。
そちらも既に廃院になりました。こういう個人の医院というのは流行らない時代なのかもしれませんね。