津山市の市街地を散策していると妙に立派な石垣が見えてきました。
これは…、ただモノじゃないぞ!?と思って見てきました。
どーん。
手前側は駐車場になっていますが、その中央に石垣へ続く道が整備されており、車が通らないように縄を張ってあります。
そして階段で石垣の上に上がれるようになっています。
これは京橋御門跡という史跡です。
津山城へ続く大手筋にあった門で、名前の通り門を抜けると橋が架かっていました。
ここに門番が置かれており、城に不審人物が侵入しないように目を光らせていました。現在の感覚で言えば入場ゲートのような場所だったのですね。
上ははこんな感じです。
現在は何もありませんが、周辺は津山高等女学校の所有となり、御門跡には而立館という建物がありました。
この建物の用途はよく分からなかったのですが、後に同校の同窓会館となりました。
ちなみにこれらの内容はきちんと案内板が設置されています。
津山市はこういった歴史的な事に関してはこまめに案内板を設置しています。昨今ならすぐにスマホで詳細な情報が得られますが、まだガラケーだった時代でも前情報なしで散策しても困らないので助かったものでした。
門のあった場所は全体でこれくらいの広さです。
通る人を逐一チェックしていたわけですから、門と言ってもかなり大きなスペースを取っていたのですね。