津山市の旧城下町の城西地区に翁橋という古い橋があります。
名前は橋が架かる蘭田川は翁川とも呼ばれていた事からつけられたと考えられています。

最初の橋は津山藩の森家時代に作られ、現在の橋は大正15年に建造されました。

こちらが現在の様子です。
橋の完成後にレンガでの舗装が施されました。
現在の舗装は新しいものですが、2020年に行われた橋の点検の際に当時のレンガが下に残されている事が発覚しました。

現在、ガラス越しに当時物のレンガを確認する事が出来るようになっています。

分かるでしょうか、ガラスの下にある色が違うレンガが最初に敷かれたものです。
道路を舗装する際に旧煉瓦の上に新たな舗装を施すなどして見えなくなっていたのでしょうか。

とても貴重なものです。
国の登録有形文化財に指定されていますが、これは古いレンガが見つかるずっと以前の1999年、普通のアスファルトで舗装されていた頃の事です。
ついつい貴重なレンガに目を奪われがちですが、橋自体もそれくらい貴重な建造物なのです。忘れずに見学していきましょう。




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