競売情報のサイトを見ていると、津山市加茂町で非常にレトロな商店跡の建物が売りに出ていました。
実はこの建物はWEBサイトで公開している「津山事件を学ぶ」の現地取材の際に見ていた建物です。と言っても、周辺をバイクで寄り道した際に通っただけなのですが…。
競売の三点セットからの写真はこちらです。
売りに出しているのは国税です。動産は購買財産に含まれないと書いてあります。お店の跡なので、売却できるような什器類が残っているのでしょう。
ただストリートビューで確認できる最古の時期である2013年時点でもお店は営業していませんし、人が住んでいるような気配もありません。
こちらの写真ではモザイクが掛けられていますが、これを取り除いてみると非常にレトロな看板が見られます。
こちらがストリートビューで見られる画像です。
まず店舗名ですが、三笠屋今川商店です。ストリートビューを拡大してみると「今」の字が、中が─とフではなくテになっています。
いわゆる異体字ですが、こういう文字をお店の名前に使うところも少なくなってきましたね。
そして入り口の隣側にはマルフクの少し古めのタイプの看板があります。
私はこれを見て写真を撮ろうか迷ったので覚えていました。
それとお店の横の路地側でも面白い物が見られます。
古いファンタの看板です。
Drink Fantaはなかなか珍しいです。Drink Coca Colaは良く見かける頻度が高いですが、こちらは機会が少ないです。
昔は倉敷美観地区の本通りの商店街にあったんですけどね、いつの間にか無くなってしまいました。
お店のある小原は津山事件の犯人の都井睦雄が倉見を離れた後に越した塔中のすぐ隣の地区で、旧加茂町の市街地を形成する一角です。
現在でもレトロな建物が幾つか残されていて、散策するのにいい地区なのでお勧めです。