2023年10月1日より岡山県の最低賃金が上がります。
今回は全国的に大幅なアップが話題になっており、岡山県では前年度の892円が40円アップの932円になりました。
ここ数年は30円前後の上昇が続いていたので、40円はわりと大きな数字です。
最低賃金は時給なので、フルタイムの仕事で40円上がれば40*8*23(一日8時間労働、月23日出勤と仮定)=7,360円。毎月7,360円と書くと少額のように見えますが、年間に直すと約8万8千円になります。わりと侮れない金額ですよ。
ではまず距離的に近い中国地方の県と岡山県との比較をしてみましょう。
・広島県:970円
岡山県とはライバル関係が噂される(笑)お隣の件ですが、こうして最低賃金の違いを見てみると、都市の規模の違いを実感させられますね。
関連リンク:広島と岡山はライバルなの?を考えてみた
・鳥取県:900円
・島根県:904円
中国地方の山陰側の2県は岡山県よりも低めの価格帯です。
・山口県:928円
中国地方の中では山口県が岡山と最も近い数字になっています。
山口の人には失礼ですが、もう少し差があると思っていました。消費者物価指数で令和4年を見てみると山口が100,岡山が102でした。
物価の面で見ると岡山、山口は近い数字なのですね。
では続いては大都市と比較してみましょう。
・大阪府:1,064円
・東京都:1,113円
・福岡県:941円
・北海道:960円
さすが大阪、東京は大きな数字ですね。
最低賃金で働いても、大阪では一日1,072円、東京では1,500円近くも給料が違います。
この中で意外なのは福岡県です。福岡は物価が安い事で知られており、都市の規模が岡山県より圧倒的に大きいのに最低賃金は9円しか違いません。
それでは人口で見た時に岡山県と近い県で比較してみましょう。
・群馬県:935円
・福島県:900円
群馬が岡山と非常に近い数字だったので、やはり人口と最低賃金はある程度の関係があるのかと思いきや。
福島県はグッと安いです。決して必ず都市の規模、人口=最低賃金となるわけではないのだなと勉強になりました。