少し前に高梁市の旧坂本小学校の校舎跡の見学に行ってきました。
残念ながら敷地は立ち入り禁止なうえ、スズメバチからの威嚇を受ける有様で遠巻きに写真を撮るだけで帰ることになりました。
元から建物の中に侵入するような犯罪的な趣味は持っていないのですが、さすがに時間が余りました。
そこでGoogleマップで何か見るものがないか調べていると、近くに吉岡銅山西側沈殿池跡という施設があることが分かりました。
早速そこへ向かいます。
僅かな住宅地を抜けて人気の無い道をすすんで行くと、この辺りでナビが到着を告げました。
…何もないぞ、と。
沈殿池とは工場などで使う水や浸かった後の水の中に漂う固形物などを取り除く目的で設置される施設です。
その知識はあるものの、沈殿池がどのような施設なのかは知りません。
周囲を見ていると、ところどころに上の写真のような凹になっている箇所があります。
恐らくここは人の出入りなどの為に作られているスペースなのでしょう。しかし御覧の通り草木が茂っていて、視界の奥は池というよりもジャングルです。
この池の辺りから水が流れて行っています。
かつては沈殿池できれいにした水が坂本川に注がれていたのでしょうか。
銅山が稼働していない現在、沈殿池が機能していなくても水は非常に澄んだ状態です。
ところでこの近くには倉庫らしき建物がありました。
すでに草木に覆われてよく見ないと建物を見落としてしまいそうな状態です。
しかし意外にも建物の状態は良く、倒壊しそうな危うさなどは見られません。
隙間から中をのぞくと、こちらもきれいな状態です。
この様子だと吉岡銅山とは関係のない施設か、もしかすると閉山後も何かしらの用途で運用されていたのかもしれませんね。
という事でしっかり時間をつぶして坂本地区を立ち去ることが出来ました。
この山の上に進んでいくと吉岡銅山。また機会があれば見学してみましょう。