備中松山城から大松山城跡へ向かう道の途中で下記の写真のような大きな池があります。
これは「大池」と呼ばれる施設です。
写真では小さく見えるかも知れませんが、サイズは23m×10mなので25mプールより少し小さい程度。意外と大きいです。
山から流れてくる水を貯める為の施設で、時代は不明ながら石垣できちんと整備されています。
城郭の貯水池としては国内最大規模です。
山城は周囲を包囲された際に水の確保が難しくなるのが弱点なので、貯水池を設ける事自体はさほど不思議ではありません。しかし山の中の便がいいとは言えない場所にこの規模の池を設けた上に石垣を整備するなど、理解しがたい部分も少なからず残されています。
今後の資料の発見が待たれますね。