新見市を散策していると高梁川近くの少し奥まった場所で廃工場のような建物がありました。

まだ綺麗な状態で最近廃業したばかりのようです。
自動車整備工場かなと思いながら中を見ていると、うっすらと店舗名が残されていました。

おぉ! 岡山マツダ!
ここはマツダのディーラーである岡山マツダの新見店の跡地でした。
事務所の辺りには閉店のあいさつも残されていました。

スマホでは読みづらいかもしれないので簡単に解説しておきます。
新見店は57年間も営業を続けたディーラーだったそうです。しかし2020年3月末をもって閉店となりました。
移転やリニューアルオープンではなく、閉店後のサポートは総社店と津山店が案内されています。

しかし総社店は約60km、津山店に至っては下道で70㎞近くの距離があります。
よほどマツダ車が好きでない限り、お付き合いを続けるのは難しそうな距離です。

店内をのぞいてみると、いくつかの備品が残されています。
意外と物を残しているものだなと驚きました。
しかし恐らく建物は岡山マツダが所有したままなのでしょうし、取り急ぎで空っぽにする必要はないのかもしれません。

在りし日の岡山マツダ新見店。
最近のマツダは高級路線を取っているようで、ディーラーでもレクサスと見紛うような高級感あふれる店舗が増えてきています。
新見店のような旧来のデザインの店舗では取捨選択が進められているのでしょうか。

ちなみに玉野市にもかつてはマツダのディーラーがありました。
こちらはマツダ地獄なんて蔑称がはびこっているような時代に閉店しました。




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