岡山市北区の池田動物園を見下ろせる小高い住宅地の中に性病のご利益で知られた「日之神社」があります。
かつては遊女らがお参りしたそうです。まず患部の海を油揚げで拭い、それを神社に供える事を連日繰り返すと自分の年齢×日数くらいで治ると言われていたそうです。
まさに住宅地の中に鳥居があります。
急な階段の先に社殿があります。
管理は近くの尾針神社が行っているそうです。
医学が発達した現代社会において、さすがにお参りする人は少なくなっているようです。
余り人が訪れているような気配はありません。
しかし立派な手水鉢がかつての隆盛を思わせます。
性病に対する有効な治療法がなかった時代には、まさに神頼みだったのでしょう。
社殿の奥に小さな祠がありましたが、どのような謂れのあるものなのかはわかりませんでした。