備前市日生町を散策していると、あるお店のシャッターにイラストが書かれていました。
シャッターアートです。
シャッターアートというと勝手に書かれてしまうグラフィティなどと呼ばれるものが思い浮かぶ人もいると思いますが、これは地元の小学生が描いた許可済みの物件です。
昨今シャッターアートによる町おこしが注目を集めています。
商店街のシャッターが下りたお店は侘しさを感じさせるものですが、そこにイラストを描くことによって雰囲気を明るくしたり、町の歴史や特産品のアピールを行う事が出来ます。
「町中に笑顔の花がいっぱい咲いてほしいと願う子供達」
2012年の日生西小学校の5年生が描いたもののようです。
プロによるきれいなイラストもいいですが、こういうのも味があっていいですね。
子供達の地元への愛着も強くなりそうです。
日生らしい「海を守ろう」の文言もあります。
商店街には幾つかの問題があります。
多くの商店街は車普及以前に形成されており、駐車場が確保されていません。自動車社会の郊外ではこれは大きなマイナス点で集客力を落とす要因になります。
商店街の店舗は店舗兼住宅が少なくありません。
お店を閉めた後も元店主が住み続ける為に空きテナントにならないので、シャッターが下りたままの状態が続いてしまいます。
商店街では新たなお店を迎えるのは容易では有りません。
シャッターアートは商店街の抱える問題を攻略するための手段の一つなのですね。