先日、私の故郷の玉野市玉原地区を散策した際にもう1箇所懐かしいスポットへ立ち寄ってきました。
玉野市奥玉地区にある奥玉公園です。
奥玉から玉原へ上がっていく坂道のすぐ下側にある公園なので、地元民でないと存在も知らないような場所です。
そういう事情も相まって、ここに死体が遺棄されているという謎の噂が出回るようになったのです。
遊具もごく標準的な物が揃う程度です。
強いて言えば周辺の公園には珍しく少しの広場が確保されているのが特徴でしょうか。
しかし私が子供の頃、ここは熱いスポットとして当時の子供たちの注目を集めていました。
時は折しもちょっとした心霊ブームになっていた頃です。
この公園は坂の下に位置し、更に住宅地の奥の方のあまり民家がない場所にあります。
更に周囲を木々に囲まれ、橋を渡って入らないといけないなど、ちょっと雰囲気のある場所です。
そんな条件も相まって、ここに死体が遺棄されているという謎の噂が囁かれるようになったのです。
その場所とされたのがこの箱です。
確かに人1人くらいなら収まりそうなサイズです。
南京錠か何か施錠をしてあったのですが、当時通っていた小学校の上級生らが通いつめ、ついにそれを破壊することに成功しました。
そして開いてみると……、公園の管理のための掃除道具がたくさん出てきたそうですよ。
そりゃそうだ。
当時下級生だった我々は後から見学に行き、掃除道具を見て少し大人になりました。
訪問日も清掃の後だったようで、ゴミ袋がまとめてありました。
しかし箱は施錠されないまま。もしかしてあの日の小学校たちが破壊してそのままなのでしょうか。破壊したのは私ではありませんが、何となく申し訳ねぇ…。
ところで余談ですが、公園を過ぎたその先。
今は木々が茂っていますが、私が子供の頃はここも通れました。この奥にも家があったのですが、ここを通らなくなったのか。
それともどなたも住まなくなったのか。
ちょっと驚きの風景でした。