倉敷市玉島乙島の砲台跡を見に行こうと散策している途中で、家の壁に沢山のレトロ看板を貼り付けている建物がありました。
最近は居酒屋などでレトロ感の演出のためにレトロ看板を掲げるお店もあります。
ここもそうなのでは…と思いましたが、岡山ローカルな看板がほとんどなので本当に昔から掲げているのでしょう。
まずはライオン蚊取り線香と、平野瓦工業所。
ライオン蚊取り線香は言うまでもなく、レトロ看板の業界では有名ですね。
会社が和歌山と近い場所名にあるので、もしかすると岡山は多い方なのかもしれません。
隣の平野瓦工業所は勇崎の会社です。
この看板は倉敷市~浅口市の辺りでよく見かけます。かなり手広く看板を設置しているのでしょう。
続いては生け垣に妨げられてうまく写真が撮れませんでしたが、薬局の看板のようです。
喘息、皮膚病薬、ちくのう、ぢ。
フォントに古めかしさを感じます。
私の身長は175センチですが、それでも腕を伸ばしてようやく撮れるような場所です。
この辺りに行く機会があったら、自撮り棒でも使ってリベンジしたいと思います。
そしてもう一つはモタエ。
モタエは倉敷市の葬祭業の会社です。
昔は冠婚葬祭をしていたのでしょう、貸衣装や引き出物の看板です。
モタエの看板は玉島周辺でたまに見かけますね。
先程の薬局の看板の隣にもう一枚あり、こちらもモタエです。
有限会社モタエ商事となっています。
看板がかなり薄れているので分かりづらいですが、内容は金貸し業です。
本体のモタエが冠婚葬祭を扱うので、その際に分割の支払いが出来るように立ち上げた会社でしょうか。
「秘密厳守」という文字が、ちょっと怪しい雰囲気を醸し出します。
…ということで、レトロ看板だらけの家でした。
こういう建物は散策しているとたまに見かけます。今後の更新でも岡山市北区原の辺りで複数の看板がある家の話題を予定しています。
壁に看板を掛けると幾らかのお金が貰える筈です。なので穴をあける事とその部分と周辺で日焼けの具合が変わるなどのデメリットが気にならなければ、割といい小遣い稼ぎ…という感じだったのかもしれませんね。