玉野市の中心部である宇野にメルカという商業施設があります。
核テナントに天満屋ストアが運営する天満屋ハピータウンが入るショッピングモールです。
ハピータウンは玉野市が一号店です。厳密には現在のメルカではなく、近くにある宇野港土地ビルに入っていたのが最初です。メルカが完成した時に移転したのですね。
業態としてはGMSです。
玉野では唯一の大型の商業施設で、私も子供の頃からよく通ったお店です。
ですが駐車場を見てもお察しの通り、私が学生の頃とは雰囲気が変わってきました。
これはたまたま人が通っていないタイミングの写真を撮ったものですが、客は非常に少ないのが現状です。
誤解の無いように書いておきますが、写真に入っていない食料品売り場と、テナントとして入居している市立図書館にはそれなりに人がいます。
それ以外がしんどい状況なのです。
1階の入り口付近。
繰り返しになりますが人のいないタイミングで撮影したのでこういう写真なのですが、人がいないタイミングが出来るという事自体が寂しい事です。
隣町である倉敷市児島地域にあるハピータウン(トピア)ではこのような写真は撮れません。
2階の西松屋周辺。
西松屋はここが玉野市初出店で、数年前に行われたメルカの大規模なリニューアルの際の目玉として入居したテナントです。
親戚や友人の子供にプレゼントを買うのには非常に便利になり、私も何度か利用しましたが…、なにせ玉野市は高齢化が顕著で、西松屋を利用するような子育て世代が少ないのです。
玉野にとって集客面では決して強力なお店ではありません。
うのまち珈琲店。
現在は岡山市にも出店していますが、名前の通り玉野が一号店。
流行っているので出店は当然ですが、岡山市のクレドの出店は個人的には痛いなぁと思います。
駐車場も空いていて無料なので、ぜひ玉野店をご利用くださいませ(笑)
店内は写せませんが、この先にある100円均一のセリアもそこそこ流行っています。
ただしセリアはハンドメイドやおしゃれ雑貨が強い印象で、客の数では田井にあるダイソーの法に軍配が上がります。
私が学生の頃は、メルカは高校生のたまり場でした。
ここに来れば誰かいるだろうという感じでしたね。
リニューアル時にフードコートが廃止されたのは失敗だと思います。
学生はお金がないですから、うのまち珈琲店や時代屋は敷居が高いです。安価で、なんなら缶ジュースでも、お金を支払わなくても座って喋れるフードコートは貴重な場所です。
そうなるだろうなと思っていた通り、メルカで学生の姿を見る事はめっきり減ってしまいました。
学生から上がる利益は大して大きくは無いでしょうが、お店の中に与える活気はプライスレスの筈です。
メルカは大事な物を失ってしまった。
そんな気がします。