先日、玉野市の荘内地区の山沿いにある歩道を散歩していました。
その途中で見かけたのがこちらです。
玉野市迫間の石鉄神社…の、跡地です。
立派な参道ですが、実はこの神社は移転しています。
写真の右側に木の看板があるのが見えると思いますが、そこに20年ほど前に移転したような事が書いてあります。
移転先についての記載は無いように見えますが…。
移転時に建物は撤去したようで、参道の先に神社があった痕跡は全く見られません。
墓地になっていて、一部に新しい墓石も見られたので神社跡を墓地に改装した可能性はあります。
これは建物があった跡に見えなくも有りません。
向きからすると、左手側が拝殿、右手側が本殿…というように見えないこともない?
それにしてもこの神社の鳥居付近は跡地とは思えません。
きちんと整備されているんですね。
特に手水舎は山の水を使っているようで、今でも清水が流れ続けています。
鳥居だけになっても地元住民の信仰は元の場所に残されているのでしょう。
せっかく立派できれいな状態なので、小さな社でも設置しても良いのではないかと思いました。
ちなみに神社の裏にはこんなお堂がありました。
薬師如来を祀るお堂のようです。
こちらは現役。
神社と同様に草をきちんと刈ってきれいな状態が保たれています。
立地的に神社とワンセットだったのでしょう。
神仏習合の形式から、神仏分離で神社とお寺に分けられたのではないでしょうか。
神社がないのは残念ですが、なかなか見ごたえのある場所でした。