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【新見】路上の黒毛和牛、24時間営業|「中山精肉店」千屋牛自販機の挑戦

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街道に佇む、最古の血統|新見市・千屋牛自販機の路上観察

新見市を走っていると、突如として視界に飛び込んでくる「千屋牛」の文字。
そこにあるのは精肉店だけでなく、24時間、日本最古の蔓牛の系統を販売し続ける「自動販売機」です。

パンデミックが加速させた「肉のDX」

このユニークな試みは、2022年4月に始まりました。運用するのは地元の「中山精肉店」です。
新型コロナウイルスの流行という荒波の中で、人との接触を避けつつ、ブランド牛の鮮度と品質を届けるための、極めて現代的な回答でした。
当時はかつて隆盛を極め、コンビニと入れ替わるように消えていった食べ物の自販機の再興とも言えるニュースがよく見受けられましたが、まさか肉まで自販機に登場するとは。

かつて牛市(うしいち)で賑わった新見の空気に、冷凍技術と自販機という最新のアーカイブが融合した瞬間です。

ライダーを拒む「冷凍」の壁、誘う「揚げ物」

自販機に並ぶ見事なサシの入った千屋牛。しかし、バイクで旅をする私にとって、冷凍肉を積んで帰るのは至難の業です。泣く泣く断念したその横に鎮座する、もう一台の自販機。そこには「絶品」と噂されるコロッケが控えています。

保冷バッグは持たずとも、その場で揚げる、あるいは頬張る喜び。次回は必ず、この「路上の贅沢」を五感で体験しようと、心に誓いました。

伝統は、守るだけでなく形を変えて生き残る。
中山精肉店の店前に立つ自販機は、千屋牛という誇り高いブランドが、私たちの日常の「すぐ隣」まで降りてきてくれた証です。新見を訪れる際は、ぜひ小銭を握りしめて、この「最先端の蔓牛」に出会ってみてください。




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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。

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