VISION岡山の古い記事を読んでいたら、倉敷市の下津井でレジャー施設の計画について書いてありました。
倉敷市下津井の7万平方メートル 競売で1月に期間入札
https://www.visionokayama.jp/article/20060112/32600
平成11年7月に岡山地裁倉敷支部に和議を申請した(株)吉本組(笠岡市)がかつて大規模なレジャー施設の開発を進めようとしていた倉敷市下津井4丁目の広大な土地が競売にかけられ、1月5日から12日まで、岡山地裁で期間入札が行われた。開札は1月19日。吉本組倒産の遠因ともなった因縁の土地だが、さて今後どのような展開になるか。
既に20年以上前にポシャってしまった計画の記事で、そもそも競売にかけられているニュースなのですが…。
記事によると「ヴィラ・プランタンせとうち」の西側に広がる土石採取跡と山林が該当する土地の様子。
Googleマップで見てみると、それっぽい土地が有りました。
南條水産の西隣にあるこの土地ではないでしょうか。
土地を取得したのは1993~1994年。
バブル崩壊で地価が落ちたところを入手した…そんな感じでしょうか。
しかし不況が長引き事業化の目処が立たないまま放置されたようです。
周辺からはこんな感じで瀬戸大橋がバッチリ見え、非常に良いロケーションです。
しかし土地を取得した1995年頃には、既に瀬戸大橋ブームは収束していた筈です。
瀬戸大橋による観光客を見込んで設立された下津井吹上のラ・レインボーも1997年には休業に入っています。
関連リンク:ラ・レインボー(廃ホテル)
そもそもが無理な計画だった事は否めません。
実際に土地の取得のみで、着工には至っていないようです。
ちなみに和議を申請した吉本組にはもう一つ話題がありました。
本社の建物も競売にかけられており、それを笠岡の商工会議所が購入しようとしていたというものです。
結論から言うとわたる石材工業が落札、「わたる 井笠広域会館 笠岡ホール」を設立しました。
この時のVISION岡山のタイトルが秀逸で「わたる石材が1億円余で 笠岡商議所あ~あ無念」というものでした。
あ~あって(笑)