津山市の珍スポットに津山自然のふしぎ館という博物館があります。
名前だけ見ると子供向けのスポットのように見えますが、ここはなかなかグロい部分も備えた強大な博物館です。

建物はこんな感じです。
パッと見た感じだと各地にある民俗資料館とか、そんな感じの建物に見えます。
しかしこの建物は非常に稀有な展示を揃えた自然史の博物館なのです。
オープンは1963年ですが、展示されている品々のコレクションはそれ以前から行われており、1958年に希少動物のやり取りを禁止したワシントン条約が制定される以前に日本に入ってきた物が数多く含まれています。
つまり現在では日本に入れることが出来ない生物の剥製がここで見られるのです。
そんなすごい博物館ですが、なんと館内撮影可です。
ということで、今回は写真多めで行きます。

入口はこんな感じ。
昭和初期頃の古民家といった感じの建物ですが、既に剥製が所狭しと飾られています。
特に正面に入ってすぐ見えるワンちゃんに気持ちが折られそうになります。
実は私は若い頃に一度ここを訪れたものの、虫の展示で気分が優れなくなってしまい途中退室したことがあります。
色々と人生経験を積んで、今なら大丈夫…!と思うものの、彼の立ち姿に思わず弱気になります。

館内は概ねこのような感じで剥製が展示されています。階ごとに鳥だったり虫だったりが分けられています。
まるでウィンドショッピングを楽しむような感じで数々の剥製がみられます。
どのような環境で生活していたのかが分かって興味深いです。

ガラス越しでも迫力は十分です。
こちらは黒豹。ポップな書体でれぞぞれの個体に関する情報が記載されています。
体毛がやや茶色く見えるのは経年によるものでしょうか。
黒豹もよく見るといわゆるヒョウ柄なんだなぁと、妙に納得しました。
最高速度に特化した締まったフォルムのせいもあるかもしれませんが、意外と小柄に見えました。
たまにYouTubeでペットとして飼育され、人によくなついているような動画が流れてきます。実際に性格は温厚らしいですが、こんな顔を見ると信じられませんね。
ちなみに油断して階段を歩いているとツキノワグマの襲撃を受けます。

こちらは階段の踊り場に展示されています。
館内では数少ないガラス無しの剥製です。国内の個体なので、剥製としての希少性がさほど高くなのでしょう。
実際、たまにヤフオクなどのオークションサイトなどで販売されていたりします。
相場はサイズや状態によりまちまちですが、送料別で5万円以内で購入可能です。いらん、いらん。

そしてこれがかつて私の心を打ち砕いた虫の展示です。
こんな棚がズラーッと並んでいます。どうも流線形ボディの虫は苦手です。
若かりし頃の私はこれを見て出てしまいましたが、さすがに今回は大丈夫でした。
あまり見ないように心がけましたが笑
そしてこの博物館で最大の展示物がこちら。

館長。
さすがに剥製にはなっていませんが、臓器類がホルマリン漬けで展示されています。
これは創立者の希望によって行われているのだとか。
それと驚くべきものとしては胎児の展示があります。
これはさすがに倫理的に思うところがあり、写真はなしです。
…ということで、とても楽しい博物館です。
とにかく圧倒的な数です。動物園で生きている様子を見るのも楽しいですが、剥製とはいえこれだけのバリエーションが見られるのもすごくいいですね。
有料施設ですが大人800円と安価なのも嬉しいポイントです。すべてを見るとかなりの時間が必要になるので、津山観光と合わせて見るなら哺乳類と館長だけとか、そういう見方になると思います。それでも800円なら、まぁいいかなと思えますね。

