「京の八百屋 菜珠」を運営していた(株)Green Smile(京都)が破産申請へ(https://news.yahoo.co.jp/articles/f9791a1da80b095c7129f25e6a869715461bdadc?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20250511&ctg=bus&bt=tw_up)
(株)Green Smile(京都市北区)と、関連の(株)NEXTINNOVATION(同所)は2025年5月8日、事業を停止し、破産手続きを山田耕輔弁護士ほか1名(山田・合谷・鈴木法律事務所、東京都千代田区日比谷公園1-3)と、福住淳弁護士(堂野法律事務所、東京都中央区銀座1-5-8)に一任した。 負債は、Green Smileが約7億5000万円、NEXTINNOVATIONは調査中。
京都で新世代の八百屋を展開していたグリーンスマイル社が破産申請へ…というニュースですが、この会社は玉野市の老舗スーパー「タマヤ」を買収、運営している会社です。2020年に買収、2023年にはリニューアルを行って親しまれたタマヤの屋号を捨て、同社が展開する「菜珠」ブランドに転換。現在まで菜珠食品として営業していました。
しかし記事によるとこの買収が今回の破産の一因だったようで、買収後も業績が改善する事は無かったようです。
菜珠食品のある玉野市宇野は市役所の目の前で、同じ駐車場内で岡山木村屋もあるので私もよく足を運ぶ場所です。ここ数年、特に菜珠食品にリニューアルした後は明らかに駐車場の車が少なく、活気が失われていました。
お店はロードサイドはオシャレにしたものの、駐車場側から見るとタマヤ時代の看板もそのまま残されていて、お金をかけないリニューアルが目立っていました。
恐らく同社にとっては最後の賭けだったのでしょう。
現在のところ旧タマヤの㈱玉屋の動向は聞こえてきていませんが、同社の破産の一因になるほど売り上げが伸び悩んでいるのでは、希望は持てない感じでしょうか。
店内の様子。
商品数がとても少ないディスプレイになっています。
こういう店づくりなんだと思っていましたが、もしかすると苦しい台所事情が反映されていたのかもしれません。
何にせよ、玉野市民にとっては親しみ深いタマヤブランドの最後がこのような形になるとは、なんとも寂しい限りです。
個人的に気になるのはゲオなどの、同社保有と思われる建物に入居しているお店の今後です。
ゲオは頑張っている物の、現在は下火になっているレンタル業のお店です。もしかしてこのまま玉野撤退などにならなければいいのですが…。
この記事、大変興味深く拝見いたしました。ネットニュースでは「買収された岡山と大阪のスーパーの赤字が原因となり…」と、サラッと流されてますが玉野の街の方にとっては歴史あるスーパーが買収されて、名前も変えられて、倒産した原因にされてと沈んだ気持ちに追い打ちをかける出来事ですよね。恐らく現地にまで足を運ばれて写真も撮られてと、市民の皆さんに寄り添う記事作りに励んでいらっしゃることが良く分かりました。
私も企業の経営分析などに関するブログを運営しており、貴殿のブログを読んだことで、読者にこうした情報を伝えることの重要性を再確認させて頂きました。
今後も記事を楽しみにしています!お礼方々、ご挨拶まで。 Makoto-Lifecare