倉敷美観地区の本町通りから、下の写真のようなお地蔵さんが見えます。

お地蔵さんへ向かうための階段はあるものの、なんとなく心もとなく感じます。
通行止めにはなっていませんが、成人男性が上って大丈夫なのか? 美観地区で階段を破壊したなんて事になればニュースの地方版デビューを飾ってしまいます。
実際にここを上がっている人も見たことがありません。

…と、思ったら反対側から回り込むことが出来るようになっていました。
こんな感じの風景です。裏に少しだけ住宅地があり、その一角から降りられるようになっていました。
道としてはちょっと危ない。勢いよく落ちたら本町通りまで転げてしまう危険もあるので、動きやすい靴は必須です。
余談ですがこちら側に来ると手前に門柱があったりして、元々の順路としては上からだったのかな?と思いました。寺院と言うにはスペースが小さめでしたが、庵のような物でもあったのかもしれません。

翔子として目の前で写真を撮ってきました。
奉読誦普門品とありますが、これは法華経を一定回数読んだ記念で奉納した事を挿します。
続いて一万部とあるので、法華経を一万回読んだ記念として、この供養塔をお供えしますよという事のようです。
例えば毎日法華経を読んだとしても、27年以上もかかる事になります。それくらい敬虔な信者だったのでしょう。
私のような不心得者だと、一万回も読んだのに記念品を貰うのではなく自分で奉納するというのは嫌だなーとか思ってしまいますが、恐らく一万回も読んでいいる内にそのようなけち臭い事は思わなくなるのでしょう。

ちなみに先日紹介した野上芳太郎氏の供養塔のそばには二種類のお経をそれぞれ百万回という奉唱碑がありました。
100倍なので一日に一度では270年かかる事になります。一日に4度でやっと現実的な数字になってきますが、もしかするとこちらは一般人ではなく僧職の記録なのかもしれませんね。
という事で、ちょっと気になる地蔵を見てきました。
カメラのズーム機能を使えば下からでも充分に確認できますし、通行止めになっていないということは階段を使うのも実際は問題ないのかもしれません。
上からのルートも決して安全と言うわけではないので、それぞれ満足できる形でお参りしましょうね。
