倉敷スクールタイガー縫製(株)(岡山)/自己破産へ 縫製業(https://n-seikei.jp/2024/07/post-102239.html

岡山に拠点をおく、倉敷スクールタイガー縫製(株)が自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は精査中。

倉敷市玉島の学生服製造の倉敷スクールタイガー縫製㈱が自己破産の準備に入ったと報じられました。
既に事業停止しており、負債総額については精査中とのこと。

会社名からも分かる通り瀧本㈱の作るスクールタイガーブランドの学生服、主にスラックスを製造している会社です。
瀧本の会社概要を見る限り、グループ会社や子会社といった関係ではないようです。
タイミング的には衣替えの需要を終えて事業停止…と言った感じでしょうか。

リンク先には驚きの倒産理由が記されています。

今般の新コロナ事態で外国人実習生の確保ができず、急遽日本人を採用したことから人件費等経費が増加し、採算性悪化、赤字経営に陥り、同社は借入負担も重くなり、資金繰りに窮し、今回の事態に至った。

既に外国人実習生の安い賃金に頼った運営になっていたのです。
それが新型コロナウィルスの影響で確保できなくなり、日本人を雇った事で固定費が上昇して赤字転落。昨今の少子化の影響で受注減だったようです。
頑張って営業を続けていた会社の方には悪いですが、遅かれ早かれの状況だったのでしょう。
自社での販売増に向けて障害者向けのオーダーメイドブランドの「プリムラカラー」も立ち上げていたようですが、上手く軌道に乗せる事は出来なかったようです。
まだ残っている公式サイトを開いてみると、準備中のままで放置されているプリムラカラーのサイトへのリンクが残されていました。

学生服製造においてトップを走る岡山県で、こういうニュースが聞こえてくるのは残念ですね…。




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