笠岡シーサイドモールから東へ徒歩で数分の場所に高龗神社があります。
岡山県神社庁によると読み方は「たかおう」。
元々は別の地にありましたが、紡績工場が出来る為に1895年に遷宮、更に1957年にも移転して現在に至ります。
草ボーボー…。
宮司さんはおられるものの、他の神社との兼業です。
Googleの口コミサイトを見ると、たまに草刈りが行われる事はあるようですが…。
境内に設置されている椅子やテーブルも草むらの中です。
拝殿に入る手前もこのような状態です。夏季のお参りの際は長ズボンとスニーカー必須です。
1957年に住吉神社を合祀し、その際に社殿を新築したそうです。
管理状態はさておき非常に立派な建物です。
拝殿はこのような感じ。
草の件はさておき、社殿自体は綺麗な状態が保たれています。
本当に管理されていない神社では紙垂がボロボロになっているので、その辺りが判断基準になります。
ところで神社名の高龗。
これは高龗神と呼ばれる神で、天候を司っています。
干ばつの際には雨を降らせ、長雨の際には雨を止めるご利益があります。
ご利益からすると農業の神のようですが、笠岡の地域柄を考えると海が荒れないようにと海の男らからも信仰されていた面もあるのかも知れません。
本殿は二社。恐らく高龗神社と合祀された住吉神社のものでしょう。
ご覧の通り草が茂っていてこれ以上は近づけませんでした。
狛犬はこじんまりとして可愛らしいデザインです。
せっかく市街地にこれだけ立派な神社があるので、せめて草刈りをして、書き置きの御朱印でも用意すれば、それだけで一定の参拝者は期待できそうです。
神社の関係者の方が見ておられたら、是非ご検討下さい。