少し前にサイトの資料として「最新日本の心霊恐怖スポット100」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
2003年出版の本でで、ちょうどネットが普及し始める時期です。あの頃、どんな心霊スポットが関心を集めていたのか見てみましょう。
今回は東北編の3回目、最終回になります
川下の岩が赤いのは、昔処刑された罪人の血なのか!?(山形県)
山形県の滝不動というスポットの怪談です。現在でも山形県を代表する心霊スポットの一つのようです。
滝に不動明王が祀られていることが名前の由来で、かつて処刑場があったそうです。
そこから流れた血によって、下流では岩が今も赤く染まっていると伝えられています。
これが実際の滝です。過去に剣を奉納する習慣があり、その剣に触れると死ぬという伝説もありました。しかしストリートビューでも分かるとおり現在は見当たりません。
他に滝に白い車で来るとエンジンがかからなくなるなどの怪奇現象が記されています。
かつて霊能力者として活躍した宜保愛子さんも恐れたという逸話があるそうです。
深夜に徘徊する男の幽霊は、生き埋めになった建設作業員だった(山形県)
山形県の白鷹町にある白鷹トンネルの怪談です。
国道348号にあるトンネルで、西側出口の近くにあるパーキングエリアは長距離トラックの運転手が休憩を取るために車を止めています。
すると深夜に作業着姿の音が徘徊しているというのです。しかも下半身が見えないそうです。
トンネルの西側出口付近という条件にあるパーキングエリアは二箇所あります。
ただし一方は非常駐車帯となっているので、恐らくこの場所でしょう。この噂は今でも語り継がれているようですが、実はこの本ではトンネルの建設作業の際に犠牲になった男だろうという話になった後日談が書かれています。
話は遺族に届けられ、お寺様に依頼して供養されたそうです。そしてそれ以降は幽霊が目撃されなくなったのだとか。
苦悶の表情を浮かべた男性の顔は、会津戦争犠牲者の霊(福島県)
会津戦争の際に自害した白虎隊士の怪談です。
彼らを供養する白虎隊十九士の墓では、線香から立ち上る煙が苦悶の表情を浮かべた男の顔に見える事があるそうです。
この怪談は現在でも有名でよく知られているようです。
…と、長くなってきたので今回はここまで。次回は関東編です。
また徐々に追加していきましょう。
この本の他のスポットについてはタグの「最新日本の心霊恐怖スポット100」をご確認下さい。