岡山市北区南方を南東に進んでいると、変わった形状の鳥居が見えてきます。
豊宇気神社です。
パイプを鳥居にしたような珍しい形状です。
恐らく限られたスペースに設置するためにスリムに作るためにこのような形状になったのでしょう。
更に変わっているのが拝殿です。
まるでショーケースのようです。
岡山県神社庁のサイトによると、かつては荒神社として祀られていたそうです。
現在の社名の豊宇気神社は食物の神であるトヨウケビメ(豊宇気毘売)を祀ることに由来します。
太客というと語弊があるかもしれませんが、多額の寄進をされた氏子さんがおられたのでしょうか。
元々は小さく祀られていた荒神社に大きな社殿を与えると同時に、トヨウケビメを祀るようにした…そのような流れを想像しました。
内部はこのような感じ。
中に祀られている祭壇の横からの撮影です。
やっぱりおしゃれです。
ただし変わっているのはここまで。
裏に回るとやや小ぶりながら伝統的な形状の本殿があります。
周辺には
石灯籠や小さな祠など、ごく普通の神社の風景が広がっています。
なんともユニークな神社です。
自家用車で訪れる場合は駐車場がありませんが、さすが中央市街地だけにコインパーキングは至る所にあります。
近い場所を適当に見繕って徒歩で来るのがいいでしょう。