玉野市は元々が海だった場所が多く、古代の遺跡には恵まれない土地柄です。
なので大きな古墳は見られず、孫座古墳という円墳が市の重要文化財に指定されています。
今回は久し振りに孫座古墳へ行ってきました。
微妙に分かりづらい場所なので、ルートも解説していきましょう。
まずは玉野市田井の清水橋へ向かいます。
エネオスのスタンドがある交差点の場所から西を向くと清水川橋梁が架かっています。
この橋をくぐってまっすぐ進んでいきます。
川を挟んで左右に道がありますが、向かって左側(写真の奥側)の道を歩きましょう。
すると道沿いの塀に下のような孫座古墳の案内看板が見えてきます。
この看板の場所を左折します。
看板に書いてある「この先50mを左へ」というのは、この看板の先の事なので間違えないように。
看板の場所から50m進むとこの看板が見えます。
ここを左折します。
細い道が続くので、ここを歩いていきます。
少し歩くとこの看板があります。
このすぐ先に山へ登っていく道があるので、そこを歩きます。
登りかけるとすぐにこの墓石のような建造物があります。
これがあれば間違いないので、そのまま進みましょう。
山の傾斜自体は大したことはないのですが、ご覧の通り枯れ葉が積み重なっています。
その為に特に下りでズルズル滑ります。傾斜からすると大袈裟になってしまいますが、トレッキングポールを持っておいた方が良いかも知れません。
奥に進んでいくと古墳が見えてきます。
入口の辺りも枯れ葉がかなり溜まっています。
鉄格子の間から。
古墳は6世紀末頃の建造で、この地方の豪族のものと考えられています。
現地の案内看板によると副葬品は盗掘されたのか残されていなかったそうです。
市の教育委員会生涯学習課にはここで出土したとされる遺物が保管されているようですが、残念ながら現在の玉野市のその手のものを展示する郷土資料館のようなものがありません。