全国の事故物件の情報を集めている「大島てる」というサイトがあります。
自由に投稿できるスタイルのために、不確かな情報や明らかに「事故物件」という表現と当てはまらない物件の情報が掲載されている事もあります。しかしその情報量が膨大なのも事実です。
前回は鏡野町の物件を見ました。今回は倉敷市の水島地域を見てみましょう。
集中地点
したと言われている。
…なんとも大島てるらしい書き込みです。
ところでこの建物の近所…。
至近距離に3か所のマークがあり、全て自殺による心理的瑕疵です。
しかも全て10年ほど前という記載です。
自殺集中地点…かもしれませんが、元の情報が曖昧であるために周辺で複数の場所に同じ事例が登録されている可能性も考えられます。
某ホテルの真相?
これは長らく水島で心霊ホテルなどと騒がれていた某ホテルの元凶となった事件です。
誰が書いたのかも分からない書き込みを過度に信頼は出来ませんが、そういう事件だったのかと思いました。
被害者が外国の方だった事も初めて知りました。
ただしリニューアルで建物が綺麗にやりなおされると、この噂も余り聞かれなくなりました。
関連リンク:消えた倉敷の心霊ホテル
工場での事故死
水島は色々な企業の拠点が置かれる工業地帯。
大島てるにはそれらの企業で発生した事故についても幾つか投稿されています。
足場の組み立て作業時に電線に触れた事故です。
操炭車の点検中に隙間に挟まれて死亡した事故です。
工場での仕事は操作ミスなどが死に直結する事もあります。
なので地図を見る前は実はもっと多い物と思っていました。
会社側がマニュアルなどをきちんとしたり、メーカー側も機械の安全機能を充実させることで死亡事故が起こりづらくはなってきているのかもしれません。
ところで工場が立ち並ぶ辺りで、一つ様子の異なる事例がありました。
飲酒運転が会社にバレて、恐らく厳しい言葉があったのでしょう。
何でバレるのか?と思った人もいると思います。
貨物自動車運送事業を行っている会社は、従業員の運転免許の違反についてチェックを行います。
これは会社が細かくチェックしてやろうとしている…というだけではなく、トラック協会の方で定期的に行うように指導しています。
「運転記録証明書」という書類があり、過去5年の違反について記されます。
何月何日に何の違反をしたのかが明記されているので、恐らくこの書類を取り寄せた段階で発覚したのではないでしょうか。
飲酒運転であれば免停または免取。
書込みの通り会社に隠していたのであれば、免許がない状態で運転していた可能性もあります。
会社として厳しい言葉にならざるを得なかったというのも、理解できる部分もあります。
しかし…、色々な意見はあると思いますが、命と比べればたかが仕事です。
自ら死を選ぶほど思い詰めなくてもよかったのに…と、少し寂しい気持ちになりました。
という事で今回は水島地域を見てきました。狭義の水島という事で、連島や福田は外しています。
そちらも機会があれば紹介します。
次回は井原市の物件を見てみようと思っています。
これまでに見てきた物件についてはタグの「大島てる」でお調べください。