少し前にサイトの資料として「日本怪奇名所案内」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1976年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。

天橋立の不思議な虹(京都府)

このお話は怪談系ではありません。
椋平廣吉さんという天橋立における虹と地震の関係について研究していた方の話です。

大正8年5月19日の夕方に天橋立で虹のようで虹ではない…そんな現象を確認しました。
そしてその翌日に和歌山県で弱震が確認されたことから、その関係について調べるようになったそうです。

ところで前述の通りこの本は1976年の出版ですが、実は同年に椋平さんは大きな失敗を犯しています。
地震の予知を立証するために、虹から割り出した地震予測をはがきで知人に送るという手法を取っていました。しかし功を焦ったのか地震を確認した後に消印を偽造したハガキを知人宅の郵便受けに入れるというズルをしてしまったのです。

この事から椋平虹による地震予測の信憑性は失墜してしまいました。

日が暮れたら近寄るな!(宮城県)

仙台の八木山橋の怪談です。
これは「実写!日本恐怖100名所」の心霊読書で紹介した八木山橋についての怪談です。
記事:自殺名所に漂う女の霊魂(宮城県)

橋全体を覆う自殺防止の柵が非常にショッキングな橋です。
こちらの本では夜更けにこの橋を渡ると女性の鳴き声と、橋の下に広がる谷から男の呼ぶ声が聞こえるという怪談も追加で紹介されています。

ここまででちょうど「道端の怪」が終了なので、今回はここまで。
リンク先の記事の八木山橋の風景(ストリートビュー)はかなりショッキングなので、苦手な人は余り開かないほうがいいかも知れません。

次回からは「山岳地帯の怪」を読んでいきます。
お付き合いいただければ幸いです。

この本の他のスポットについてはタグの「日本怪奇名所案内」をご確認下さい。




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