少し前にサイトの資料として「日本怪奇名所案内」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1976年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
今回は「幽霊の写る所」ですが、紹介されている数が少ないので今回で最終回です。
宮城県・韮神山中腹の首塚(宮城県)
韮神山にある首塚で侍の心霊写真が撮れるという記事です。
撮影したのは子供で、お母さんと家の仏壇で拝んであげたそうです。
するとその侍が矢で殺されたこと、法華経を上げて供養してほしいと懇願してきたそうです。
この件については現在のネット上でも見ることが出来ます。
それらを調べてみると、首塚があるのは正確には韮神山ではなく、その西隣の山なのだとか。
ちなみに本に出てくる「輝井太郎高直」は殆どヒットせず、照井太郎高直の名前が出てきます。
ヒット数からすれば照井の方が正しいのでしょうが、「奥羽観蹟聞老志」の中では輝井が用いられているのが確認できます。
華厳滝は心霊写真撮影の名所(栃木県)
これは以前に日本恐怖百名所の中でも紹介したことがある華厳の滝に関する内容です。
この本では戦時中の国防婦人会の姿をした女性が手招きをしている姿が写ったというエピソードが紹介されています。
この写真を持ち込まれたのが内田秀男さんです。
工学博士で、超常現象を電子工学で考察するというスタンスでしられていたそうです。
内田博士は何故か撮影日に近い命日の近親者を探します。
9月19日に撮影されたのに対し、10月5日に亡くなった祖母がいることが分かりました。
そこで写真の女性はお祖母さんだとしたそうです。
命日から二週間以上も離れている上に、我が孫に華厳の滝で手招きをするのは、どう考えても祖母の所業とは思えないのですが…、どうでしょう!?
何度でも幽霊の写る奇妙な家(大阪府)
大阪府茨木市の民家での現象です。
この家では何度写真を撮影しても同じ場所で必ず白い影が写るそうです。
よく調べてみるとその家のあった土地はかつて墓場だったそうです。
写真に白い影が写る以上の実害はなかったようですが、奥さんがノイローゼ気味になった為に、住んでいた人は家を手放してしまったのだとか。
ということで心霊写真編はこれで終了です。
本はこの後でUFO編があるのですが、このブログでのテーマは「心霊読書」です。
UFOを扱うのはテーマ的にそぐわないので、この本は今回で終了します。
また別の本を読んでいきますので、もしよければお付き合いください。
この本の他のスポットについてはタグの「日本怪奇名所案内」をご確認下さい。
こちらでは初めまして。エーオーブンと申します。
はじめに「実写!日本恐怖100名所」「日本怪奇名所案内」のレビューお疲れ様でした。
実は手元に「日本怪奇ゾーン」という古い本がありますが、日本恐怖100名所と同じく中岡俊哉さんが書かれており、まったく同じ内容が子供向けに多少マイルド&ダイジェストにアレンジされていました。
他にもこちらの本しか載ってないような記事もあり、特に自分の中で印象に残っているのは、長野県松本市の借家で入浴中に起きたガス中毒事故(以前は大島てるにも載っていたが消えたらしい)や、愛媛県や佐賀県の廃屋で目撃された幽霊です。
機会があれば是非とも目を通していただけたら幸いです。
それでは失礼します。
コメントありがとうございます。
いつもSNSの方でやり取りさせていただいているエーオーブンさんですね!
コメントを頂いて調べてみたところ、ちょうどamazonに在庫があったので取り寄せることが出来そうです。
まさか身近に中岡俊哉さんの読者がいらっしゃったとは(笑)
先に別の本を挟むことになると思いますが、日本怪奇ゾーンも読み進めてみます