少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。

真夜中の国道に謎の幽霊(千葉県)

千葉県の京葉道路で幽霊が出るという話題です。
投稿者は千葉県にマンションを持ち、東京の職場に向かうデザイナーの人。

5度の体験の中で光の玉を目撃した他、人をはねたと思ったら誰もいない…ということも体験したそうです。
特に後者の時は妻と友人も同車していたそうです。

場所は穴川インターチェンジ付近。
毎日千葉から東京へ自家用車、しかも高速道路で通勤。
私は投稿者のスペックのほうが恐ろしいですよ。

たたりの藪しらず(千葉県)

こちらも国道近くでの怪談で、入ったら祟りで死ぬという森です。
「たたりの藪知らず」は市川市八幡を通る国道14号沿いにあります。
ネット検索をしてみると、正確には「八幡の藪しらず」と呼ばれる有名な場所のようです。

立ち入ってはいけない禁足地として古くから知られており、入ると戻ってこれない…、つまり神隠しにあうとされています。
八幡は市役所などがある市街地ですが、噂が確認できるようになる江戸時代から現在に至るまで森の部分は開発が行われず手つかずのようです。

謂れとしては、ヤマトタケルノミコトの東征の際の陣所跡、将門の乱の際の平貞盛の陣地の構えの上で死門に当たる、そして同じく平氏から将門の墓であるという説もあります。

この本では藪しらずの木を切って祟りで死にかけたという植木屋の話が紹介されています。
こういう事情もあるのか、手入れがされなかったようで現在はご覧の通りほぼ竹林のような状態です。
この竹は森の外から切っているそうです。

怨霊のとりついた部屋(東京都)

ついにここから東京都の怪談です。
西浅草の国際劇場(現・浅草ビューホテルの場所)の裏にあるアパートの一室に女性が入居すると自殺するという怪談です。

10年前(本の発行からすると1960年代後半頃か)に所有者の奥さんが亡くなってから起こるようになった…というので、なんと10年で8人の女声が自殺したことになります。
男が入居すると自殺までは至らないものの、逃げるように退去してしまうそうです。

アパートの頭文字はH。
地上二階、地下一階…ということのようですが、残念ながらそれらしいアパートは見つけられませんでした。
残っていれば少なくとも半世紀以上前の建物です。開発目覚ましい東京で心霊の噂を抱えながら営業を続けていくのは難しかったのかも知れません。

しかし私には東京の土地勘がないので見つけられなかったのかも知れません。
上にGoogleマップ(浅草ビューホテルのそば)を貼っておきますので、探してみてはいかがでしょう。
部屋は1階の5号室だそうですよ。

…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。




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